恥ずかしながら高尾山は初めてである。
リフトで登り、4号路を通って頂上にでることにする。
樹林帯なので「スミレ」は多く見るが、ところどころで「チゴユリ」が咲いている程度である。頂上で一休みして陣場山方面に向かう途中、「センボンヤリ」が咲いているのを長谷川さんが見つける。まるで白い小さなタンポポの様であるが、これは春の花で秋に咲く花の形が槍のような形から付いた名前だそうである。
春と秋の二度花が咲くというのも珍しい。道幅の広いコースなので、さすがに人出が多い。家族連れやランニングをしている人、マウンテンバイクの人など様々である。小仏城山の直下に「イカリソウ」の群落があり圧巻である。
景信山の茶屋はナメコ汁が名物なそうな。ナメコ汁以外にも山菜類の売っていた。「シドケ」や「胡桃の芽」などあり、胡桃の芽は「タラの芽」に似た味だそうである。「シドケ」は帰宅して調べてみたら「モミジガサ」のことであった。
明王峠で昼食を摂り陣場山に向かう。頂上では東京消防庁のヘリが旋回していたので救助訓練かと思ったが、年配の人が転落して頭を強打したので通報した、とのことであった。我々もそろそろ気をつけないといけない年代となりつつある。
陣渓園は日帰り入浴ができるので、一風呂浴びるべく栃谷尾根を下る。陣渓園は沸かし湯であるが気持ちが良い風呂であった。
入り口の竹の植え込みの中に「クマガイソウ(地生蘭)」が沢山咲いているのにはびっくりした。うっかり写真を撮るのを忘れてしまい、非常に残念に思う。
今回はハイキングであったが新緑が非常に綺麗であり、また初めての「センボンヤリ」と、「イカリソウ」の素晴らしい群落を見ることができて満足の山行であった。
お付き合いいただいた長谷川さんに感謝。 |